チャリで東京一周してみるテスト

最近の不規則な生活で体重が増えてきたので、久々にチャリに乗ってみようかと考えた。
前回の遠征は、手賀沼花火大会。体重は-2kgだったが、その大半は汗だろう。実質、-1kg程度のものだ。
今回のテーマは…東京一周。

16:00 足立区を出発。環七をひたすら南下する。なぜ反時計回りかというと、早い時間帯に湾岸のスポットを見てみたいから。
途中、江戸川区で首のないお地蔵さんを見つける。写真を撮ろうかと思ったが、あまりにも不気味なのでやめた。後で調べたら、特にいわくつきのものではなく、単にいたずらで壊されたものらしい。

17:30 葛西臨海公園前の環七終点到着。ここからは湾岸道路沿いに大井の環七の起点まで行く予定。
ところが、荒川を渡ろうとするところで気がついた。歩道に橋ないじゃん! 新木場は見えそうなくらい近いのに…。仕方ないので、1kmくらい上流の橋を渡り、そこから新木場を目指すが…倉庫街に迷い込み、線路も首都高も見えない…。後で分かったが、新木場あたりは離れ小島になっており、新砂あたりからは直接渡れないようだ。そこで1時間彷徨う。東京砂漠という単語が頭に浮かぶ。

19:00 夢の島到着。ヨットが溜まるマリーナの近くを通る。勝ち組はクルーザー、杉丸は…チャリ? これも格差なのか?
夢の島って、ゴミ捨て場のイメージだったが、今は巨大な公園になってるんだな。そして、新木場と陸続きとは知らなかった。
新木場から湾岸道路の側道を通り、いくつか橋を渡ると見覚えのある有明のビッグサイト近辺にたどり着く。
そこからお台場を目指す。展示会で何度かビッグサイトには行っているが、有明とお台場が別の島とは知らなかった。
幼稚園くらいの頃、宇宙博というイベントで有明に来たことはあるが、当時は船の科学館は海に囲まれてた記憶がある。
母親の「ここはゴミを海に埋めて作られた島なのよ」という言葉で、杉丸は、「じゃぁ、この辺掘ったら魚の骨とかリンゴの皮とか埋まってるんだな。汚ねー」って思ってた。

19:30 レインボーブリッジ入口到着。確か歩行者OKだったはずだが…自転車禁止とかデカデカと書いてある。係員いわく、自転車は押しててもダメなので、勝鬨橋を回ってくれとのこと。葛西~新木場の湾岸道路といい、世の中、あまりにもチャリンコは冷遇されてないか?
有明まで引き返し、豊洲を目指すと、途中でディファ有明を見つける。後で調べてみると、NOAHというプロレス団体の本拠地らしい。プロレスに疎い杉丸は、三澤と小橋くらいしか知らない。っていうか、今メジャーなプロレス団体って、何と何なんだ? 誰か、この小猿並の脳を持つ杉丸に分かりやすく教えてくれ。
オリンピックをやる時は、この辺に選手村ができるらしい。

20:00 晴海埠頭到着。昔はオタクの聖地だったらしいが、今はただの倉庫街。昔ながらの倉庫が多く、なんか、ヤクザとマフィアが麻薬の取引をしてるところにGメン75か西部警察が踏み込んできて銃撃戦でもやりそうだ。
ここから勝鬨橋を目指すと、晴海通りと晴海通りが交差している???交差点にぶつかる。意味わかんねーよ。お役所は何やってるんだ?地元民は道案内とかどうやってるんだ?晴海通りから晴海通りに入って…とか言われても、もう意味不明。ナビタイムくん、君だけが頼りだ。今、ケータイの電池が切れたら、杉丸はここで道に迷って飢えて干からびて変死体で発見されそうだ。

20:30 勝鬨橋到着。ライトアップされてて美しいが、なんか、ライトアップの仕方が安っぽくないか? 栃木県足利市の中橋みたいって言ったら、足利に行ったことある下町っ子に殴られそうだが…。
今は開かないが、昔は大きい船が通る時に橋が持ち上がって開いたそうな。といっても、中央部分の一部だけだが…それでもスケールがでかい。今でもその名残として、機械室などの設備が残ってるし、トラックが通った時の揺れ方を見てると、確かに開くようにできてる感じ。ちゃんとメンテすれば今でも開けそうだ。

20:40 築地到着。今まで気づかなかったが…裏路地まで魚介類と寿司屋がいっぱい。そして、24時間営業の店が多いのもちょいと驚き。適当な寿司屋を見つけ、狂ったように寿司をむさぼる。しかし、ここでビールを我慢したところが杉丸の微妙に成長したところ。チャリも酒気帯びとかあるらしいからね。まだ先は長いし。

21:10 築地出発。海岸通りに入り、浜離宮、竹芝桟橋、日の出桟橋近くを通過。全然知らなかったが、浜崎橋から芝浦あたりって、意外と小洒落た店が多いんだな。今度、来てみよう。まぁ、一緒に来てくれる人を探す方が先だが…
芝浦から品川まではけっこう近く。品川には築地と並ぶ都民の台所、食肉市場がある。品川の港南口勤務者なら誰でも気づくだろうが、あの市場には牛を満載したトラックが頻繁に入っていくのに…出てくるトラックは必ず空っぽ…なんかせつない気持ちになる。牛さん、君たちの命のおかげで俺たちは生きてます。ちなみに、食肉市場は築地のような場外売場がない代わりに、年一度の市場祭では牛肉の試食があり、混雑する。ちなみに去年は福島牛。
第一京浜に入り、大井あたりまでたどり着くと、環七との合流点がある。しかし、そこはまだ環七の起点ではないらしい。どうせなら、環七を全部制覇したいので、環七の起点を目指してみる…が、意外と遠い。一体、どこが起点なのだろう?

22:30 大井埠頭到着。なんか、早くも体力が尽きかけてきたようだが、なんとか環七の起点にたどり着く。もう、羽田空港も近いらしい。終点の葛西が公園なのに対して、起点の大井埠頭は倉庫街といった感じだ。
しかし、環七はチャリンコが通れない場所が何箇所もある。自動車はあんなに快適なのに、なぜ、ここまでチャンリコを冷遇する?
いいや。どうせ夜だし、交通量も少ない。軽車両・自転車進入禁止の標識があるが…残り少ない体力を削って遠回りするくらいなら、陸橋通っちまえ…と走っていると、首都高からの合流の道にパトカーが隠れてる。急いで陸橋を渡り切り、チャンリコを持ち上げて歩道に逃げ込むと、後から赤灯をつけたパトカーが通過していく…間一髪。三十路を過ぎたいい大人がいまだにパトカーと追いかけっこ。何やっとるんだ、俺… ○| ̄|_
距離的にはまだ折り返し地点くらいだが、気分はもう消化試合。延々と続く市街地をひたすら走り続ける。よくぞここまで人がいるもんだ。東京って、気が遠くなるほどでかい。
大田区、目黒区、世田谷区、中野区、練馬区、板橋区、北区…とにかくひたすら走る。道端にあるものにも興味がなくなってきた。無駄にでかいぞ、東京。しかも、目黒~世田谷あたりは高級住宅地(=山の手?)が多いせいか、坂が多い。どんどん体力が削られるのが分かる。
古傷のある右膝よりも、なぜか左膝に違和感を感じるようになってきた。これ、法則の発動だったら嬉しいのだが…

01:00 足立区到着。まさか9時間もかかるとは思わなかった。信号の多い市街地を通ったうえに道に迷ったことを考えても、時速にすると10km/h程度か?
昔、スポーツクラブの体験コースの自転車で体力測定をしたら、体力がありすぎて測定不能だったほどの体力バカの杉丸が…老いたな…

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