ご臨終

 ある晩、友達のお下がりのビデオデッキが突然電源オンになり、電源が切れなくなった。どうせ、ただの寿命だろうが・・・昔、暖房が効き過ぎてる部屋で寝てて、電源を切ってもコンセントを抜いても熱い風が止まらないファンヒーターの夢で魘されて目が覚めたことを思い出した。

 そういえば、学生の頃、研究室にオバケMACと呼ばれるMACがあり、マスターの鈴木ちゃんだけが分かる絶妙なタイミングでディスプレイと本体の電源を続けて入れないと起動しなかったり、夜中、誰もいないのに突然起動したり・・・なんてエピソードがあったり・・・

 学生の頃に使ってたテレビは、画面の縦幅がどんどん狭くなり、人間がワイドテレビをはるかに超えるチビデブに映るようになり・・・最後にはゴミ捨て場に捨ててあったテレビとコッソリ交換した思い出があったりする。

 まぁ、寿命を迎えた機械は、こういうわけのわからん動作をすることがよくあるみたいだ。

 オバケMACは当時で齢5〜6歳、突然電源が入って電源が切れなくなったビデオデッキは齢10歳、スーパーワイドテレビは当時齢17〜8歳、そして、杉蔵を熱い(暑い)夢で魘される目に遭わせてくれた実家のファンヒーターはなんと、齢30歳。なんと長生き! しかも、ファンヒーターだけはいまだに現役。まぁ、実家では、親父が「危ないから使うのやめろ」と言ってるが。

 そんな物持ちの良さを誇る杉○家の敵が、保証期間を過ぎると壊れるタイマーを内蔵してると言われるソ○ー製品。

 でも、松○のファンヒーター絡みなのか、PSE法の関係でいずれはソ○ータイマーのようなものが義務付けられる日が来るかも知れないと言われていたりする・・・

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%bf%a5%a4%a5%e0%a5%b9%a5%bf%a5%f3%a5%d7

もう、骨董品の電化製品で、あのわけのわからんドキドキを味わうことはできなくなるのだろうか・・・
まぁ、いきなり火を吹かれても困ることは困るのだが・・・