珍しく一応はストーリーになった夢を見た

普段見る夢は、支離滅裂で、ストーリーも何もない、自分でもわけがわからない夢ばかりだが・・・。
この間、珍しく、一応、ストーリーになった夢を見たので、書いてみる。

人の死期を正確に言い当てる予言者が世間をにぎわしていた。
人の命を救うことはできないものの、死の予言を受けた人の家族は、必ずその最期を看取ってあげることができるので、世間では尊敬されていた。

ある日、その予言者から杉蔵は後継者に選ばれる。

俺にそんなことができるのか?
そもそも、これだけ勘が鈍い男に超能力なんかあるのか?

不安な杉蔵に予言者は
「私が言うのだから間違いない。あなたにならできるはずよ。」
と言う。

なんだかんだで変身願望もある杉蔵、不安はあったものの、ついにそのオファーを受けてしまう。

そして、話はどんどん進み、ついに初仕事の日。
先代の予言者は、「あなたならできる。やり方はあたしが教えてあげるから!」としか言わない。
死者を発表する会場には、マスコミや親戚など、大勢の人が集まって杉蔵を見守っている。
おいおい・・・我ながら・・・大丈夫かよ・・・。

不安な杉蔵に先代の予言者は言った。

「実はね、今、日本の軍需企業では人を自然死にみせかけて殺す兵器を研究してるの。
もう実用化前の最終段階に入っていて、そのテストをやっているの。
罪もない人を実験台に使わなければいけないから、せめてもの温情として、
実験台の人の名前を事前に公表してあげるのがあたしたちの仕事。
あ、この秘密を知っちゃったからには、もう、あなたは逃げられないわよ。」

目の前が真っ暗になった気がした。
偽善者杉蔵は聞いた。

「今回の実験台の子はまだ幼い子供じゃないですか・・・
なんとか実験台からはずすことはできませんか?」

先代の予言者はしばらく考えて言った。

「わかったわ。あの子はなんとしてでも助けてあげる。
でも、代わりにあなたの従姉妹が連れている子供、あの子たちのうちの二人が死ぬことになるから覚悟してね。」

杉蔵は、この状況になって初めて自分の偽善者な性格を呪った。
俺さえいなければ・・・
えーと・・・
生まれてすみません・・・

というところで目が覚める。

なんか、何かで聞いた話とデスノートあたりのマンガと、ほんの少し実体験が混じったような話だ・・・

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