初めてのおつかい

 ある日、新規のお客さんのところに挨拶に行った。
とあるパーティで知り合ったお客さんで、パーティの翌日にお礼のメールを出したら、その返事でいきなり「1月X日 11:00はいかがでしょうか?」と日時を指定してきた、まぁ、上客という感じがする人だった。

 そういえば、なにげに新規のお客さんのところに一人で行くのは初めてだ。でも、ビビることはない。堂々と振舞えばいいんだ。そう心に言い聞かせて顔を出すと、社長まで出てきた。うーむ。何か困ってることでもあるんかな? なんでも相談に乗りまっせ〜・・・と思っていると、社長さんが期待満々の顔でいわく、

で、今日は何かご提案でも?

#%fjれいふぇlえcえあsdwspあおjq・・・

いきなり面食らった。同い年の有名人の言葉を借りるなら、はい、「想定外」です・・・。

こちらに何もネタがないことがわかると、社長さんは途端にトーンダウンした。なんか、もう、部屋に戻りたがってる様子・・・

この時になって、初めて自分の準備不足を恥じた。

 思い出すのは、昔、つきあってた(というのかどうか微妙な感じの)同い年の女。相撲が大好きだったので相撲に連れて行こうとしたが、手違いでチケットが取れず、しょうがないので、その日はナンジャタウンに行ったりして・・・気の向くままにブラブラして・・・その行き当たりばったりさに呆れた彼女は珍しくブチ切れ・・・その後はケンカが絶えなくなり、最後の最後には現役国語教師の国語力を駆使して杉蔵が夢でうなされるようなメールを送りつけて逃げていきましたとさ。

 はい。何事も準備は大事です。プログラマ、SEなんて掃いて捨てるほど世の中に溢れてる今日この頃、気の利いた提案の一つもできないSEなんて誰もお呼びでない。アドリブがきかないなら、その分、周到な準備が必要だということで。

2 Comments to “初めてのおつかい”

  1. By いちゃ, 2006/02/08 @ 00:00

    ぇ…

    ワシ行き当たりばったりでも怒られたことない…(´・ω・`)

  2. By 杉蔵, 2006/02/22 @ 00:00

    ↑それがアドリブが利く人の強み。

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